GH戦線に異常あり?
こういうタイトル元ネタが古すぎてピンと来ないですね。🙇♂️GHとは障がいのある方のグループホームのことで、ここで生活するために利用する障害福祉サービスは共同生活援助というのですが、その内容を変えようとしているようなんですね。その内容というのは現在これは介護給付という給付形態で成り立っているのですが、ここに訓練等給付を加え(期間限定利用にして)利用者の障害支援区分によってはその利用の仕方を変えてしまおうということらしいです。つまりは重い障害のある方は従来どおり期間の制限なく利用し続けられますが、軽度の障害の方は数年間限定で利用して自立の準備をしてあとは地域で一人暮らしをはじめるか自宅に戻るかしてくださいねというものなんですね。グループホームは障がいのある方が実家を離れて中長期に渡って生活する場所として最近本当に望まれることが増えてきています。親なき後を考える上でも重要な柱になる選択です。区分認定が軽度になっている人の中にも特性ゆえ一人暮らしは難しい方、そうなると深刻な課題を抱えてしまうと思われる方もたくさんおられます。また福祉的就労での工賃やお給料、障害年金(受給できる人はいいが)など収入が限られている中で一般的な物件に住み高額な家賃を支払い続けることは困難です。例えば入院や入所していた方がある一定の期間、地域で暮らされる前に暮らされる場所などの選択肢が増えることは望ましいと考えます。そしてそれを訓練等給付に位置付けるのはいいと思います。しかしそれを共同生活援助の中で行ってしまうとなると本当に違和感を感じてしまいますね。この記事に挙げたような制度の変更が行われば本当に障がいのある方やその家族、事業者にとっても根幹を揺るがすものとなリえるものです。
一方、奈良県で共同生活援助を生活介護、就労支援の同一敷地内での運営も認可される(出入り口、動線は別など色々条件はあります)ようになったのは少し明るいニュースだった。
障がいのある方の安心できる生活の場が広がり、守られていくことを願います。